黒部川(黒部ダム‐上ノ廊下‐鷲羽岳‐湯俣川‐高瀬ダム)2020年8月9日‐14日 後半戦

4日目。雨

乾かしてるつもり。

雨の出発。北海道と違って暖かいので、ここではまだ悲壮感はありません。

大方終わったと思っていたが、なんのその。

久々の人影。先行三人パーティかと思ったら、ボートで上ノ廊下を下ることにトライしていたパーティに会いました。難しくここで諦めたようです。

とはいえ熱い!ここまでボートを運ぶことを想像するだけでも熱い。

この後、トラブルになってしまったようですが、メンバーの骨がくっつき次第、ぜひ再トライしてほしいと願っています。応援しています。

ドローンで釣りに挑戦中。こちらも熱い。

TwitterやYouTubeでは有名な渓流釣り師だそうです。相方の沢師テンション上がってました。

薬師沢小屋。

かなり奥まったところにあるらしく、利用客も強そうです。雨降ってるのに全く気にせず談笑しながら昼食食べ、出発していったお姉さん衆とか、この天気でTシャツ短パンで筋肉質なトレイルランナーとか…。

本州すげー。

と、毎度思う反面、本州に生まれていたら山なんて絶対やらなかったと思う瞬間でもあります。

赤木沢出合。出合からしてほんとに赤い。美景な沢だそうです。

C4。毎度最高。

しかし火がつかん、薪が乾かん…

でも師匠の釣ったヤマメうまかったです。

+スパゲッティも最高。

師匠は雨の中でも読書をします。

土砂降り。川が轟音と共に凄まじく増水しているが気にしないこととする。

5日目。雨→夕方から晴れ

とてつもない増水は収まっていた。倍以上いってたと思う…

雨の中。ずぶ濡れなのに標高が上がり、かなり冷える。

条件も悪すぎることから、(天候以外にも、そもそも食糧の残も)時短で、三俣小屋に行くこともできた。

しかし、2時間以上遠回りしてでも愚直に最初の一滴まで詰めることとなった。満場一致。

最初の一滴。

本州は暖かいとはいえ、3000m近い稜線。めちゃ寒い。止まってはいけぬ系。

来た道(川)が見える。どんだけ歩いてんだ…。

三俣山荘。

生き返った。

三俣山荘スイーツセット。

そもそも5日想定の装備で5日目。下りの時間が読めないため、もう2日分の行動食をGETした。

伊藤新道。凄すぎ。道つける天才と思われる。難しい地形をすさまじく登りやすくつけている。

温泉の川。

温泉の滝。

最高C5。

5泊目となり、洗練された。しかもこの日は乾いた薪。

今晩はそーめん。

なんとこのタイミングで高級梅干しが18個!

6日目。晴れ

久々に服も荷物も乾いた。暖かい。

とうとう師の飯が尽き、フリーズドライの朝食となった。

WINNIG RUN.

油断は命取り。

エンディングにふさわしい。

疲れているはずなのに雰囲気全く変わらない師は凄いです。

おぼっちゃまくんの頭から温泉が出ている。

世にも珍しい温泉のダム。

始める前は体調に不安があった。

しかし今は始める前より元気です。

久々に身体がシャキッとしている。

いつもはしばらく山は行かなくていいなと思うのだけど、今回はすぐにでも次に行きたいと思う。不思議な山行であった。

高瀬ダム。日本で二番目に高いダムだそうです。

日本で一番高い黒部ダムから、2番目に高い高瀬ダムへ。

ダムを巡る旅でもありました。

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