ひとつ目は巻く。
ここから怒涛の函帯。
最初の難所。頑張って突破。しかし、ビレイ点が問題で、ハーケンを打つが抜け、滝壺に落下し振り出しに戻る。笑
意地になって2度目の突破。しかし、やはりビレイ点が難しい。支点も悪い。結果、フォローは3分も渦に巻かれる事態となり、クライムダウン…。
スケールのある谷で懸垂もギリギリ。いくつかは巻いたが、その後もヘツリや登りにヒヤヒヤしながら、前進。
結果、僅か数百メートル進むのに10時間を要した。キャンプ地でGPSを見て、まだスタート地点のすぐそばに現在地があり、笑えた。
前半の函パートはすごい内容で、気持ちが続けば、全部巻かずに突破を目指してみたいものです。
師匠の飯を食べるために来ました。
高巻きの途中、落とし物が。
無傷で下山できたのだろうか。
2日目もボリューム満点。
紅葉。
紅葉の藪漕ぎ。
滝に吸い込まれる気しかしない下降。強すぎる師匠。
黒岳石室に寄り着替える。問題はまだ有人。この後夜行の下山のため、ありがたいがお節介をいただく。有人時の小屋は山行では使いづらい。もちろん、緊急時にはありがたいはずです。
結局、2日で行動時間だけでも25時間に及ぶボリュームの楽しすぎる山行となった。しっかり泊りで楽しむ川だと師匠と確認した。
ビレイ点やロープ、食糧、苦手な高巻きで師匠の足を引っ張る等、多々ミスもあり、いろいろ鍛錬せねばなぁと思った。
翌週の沢の計画は悪天で中止となり、結果、今季最後の沢行となった。夏の山が終わっていく。