2022年11月18日(金)壁内4日目~Camp6
芸術だ…。
前日のFIXを登り、
22P。Great Roof。
高すぎて涙でた。しっこも出たかも。
にしても、
なんですかこのボルト…登れるのここ?!
23P。Pancake Flake。
24P。リード。クラックが奥まっていて登りずらい。また上部で屈曲するのでロープの流れ悪し。
Camp5。
25P。
上部難儀している模様だが、姿は見えない。
Glowering Spot。
行ってみると、芸術的なオフセットカムやナッツの使用で突破していた!
26P。camp6まで。前の週の大量降雪の影響で上部滝行。サムパーティから状態悪いとは情報を得ていたけど、予想の10倍位悪かった。笑
かわせるはずもなく、合羽もホールバックの中で、持ってきていないため、気温が低いのにずぶ濡れ激冷えとなった。
とても泊まれる状態ではないため、25-26P中間の棚で野営。
かなりダメージを負ったが、相方の迅速な幕営のおかげで事なき終える。
相方、シュラフカバー落下。
2022年11月19日(土)壁内5日目~山頂台地
!?
笑!
完璧ではないが、思ったより服も乾いた。普通に寝れた。
さすがにこういう氷の張り方されると、アッセンダーもプロトラクションも制動がおかしく、荷物ロープ引いても少し戻る。怖。
糞ノーズ名物ウンコクラック。臭すぎ。自分たちの泊まった棚の方がはるかに快適。
27P。凍りつくChanging Corners。草から氷柱生えてます。この場所にいるだけで濡れます。
滝行の中、相方渾身のリード。
クラック凍ってます。カムの効き大丈夫ですかって感じです。
28P。ハング。
29P。
滝行で濡れた手袋乾かし中。
ミニグレートルーフといった具合で、ロープの流れがおかしくなりそうだけど、さすがの相方。芸術的な処理!
Wild Stanceより。
30P。下部クラックで途中からハングのボルトラダー。
このボルトラダー、見た目以上のハング度合いだった。(筋トレ)
終了点が見えず、不安だったが、ボルトラダーが大きく右にカーブするところに明瞭な2点のアンカーがありピッチを切る。
思っていたより、迷うような感じではなかった。
足元900m丸見え。解放感ありすぎて、高所恐怖症発祥中。小鹿。
壁から離れたくないので、ひざ下で荷揚げ。
31P。相方リード。5.5のグレードがついているが、解放感ありすぎて悪く見える。ルートも不明瞭なため、緊張感あったはずだけど、強い相方です。ボルトラダー切れたあとは割とまっすぐ登って大丈夫です。カム1セット位あったほうが安心感あって良さそうです。
荷物ひっかかりまくり。
着地。
自分たちの食糧・水はギリギリであったが、サムパーティの食糧・水の残りの残置をいただいたため、快適な山頂の夜でした。
2022年11月20日(日)壁内6日目~下山-FIX回収
凍っている…。この滑り台に乗ると900m飛べます。
クライミングより確実にやばい。笑
荷物の重量で、足元かなり不安感のある下り。一部膝丈の雪と氷。アイゼンほしいです。
危険個所はたまに荷物は落としながら。
このあと、トポより多い、4、5回の懸垂。
くだり切って見上げた岩は印象に残った。
即、締めに入る。ホールバックの荷下げでダメージ甚大だったが、身軽だった相方が買って出てくれて、残置していた下部FIXロープを回収してもらう。
これにてこの山行は無傷で終了した。
(画像多数使用→arigatou picture by hazuki)
とても強い相方に感謝です。