ドローンを振り返る2021年6月17日

少し前まで空撮なんて、テレビで見るもの。

2019年2月 photo by uchida kotaro

自分の滑りを空撮で見れて、超絶感動したのがまだ2年半前。

滑る先には穴の開いた滝つぼの図

昨季1号機、今季2号機を導入し、これで2シーズン、ドローンを持ち歩いてみた。

感動しまくった空撮映像も、少し見飽きてくるという…。(なんて罪深い生き物なのでしょう)

1号機。毎回、強風、ローバッテリーの警告音が鳴りまくり。(実際、風に流されまくり)

いつ墜落してもSDカードは回収できるであろう航路で、電池残量3%でも飛ばしている…なんて使い方でした。

高山では扱いにくい代物であった。(よくあれだけ撮ったな…)

photo by miyake

今季の2号機。劇的に性能向上。

重量は増したものの、かなりの強風でも普通に飛び、バッテリー持ちや機動力は体感2倍以上。

まったく手がかかりません。超気楽に空撮でき、細部まで確認できます。

よって、斜面を下見させるといった使い方も計算できるようになりました。(隣の沢も余裕)

感動したものの、軽量ドローンって山の楽しみ方を激変させる代物なのでは…とも思えてきました。

山で見えないものを見るって楽しみは半減したかもしれません。

初滑降的なものや、急斜面や深い谷に入る難易度はここ数年でダダ下がりしたと思われます。

自分のしょぼい実力でも、

遠回りしてでも滑る斜面を確認しながら登ったり、

繋がってるか怪しくて、クライミング道具を持ち込んだり、

下見兼ねる山行も、もはや必要ない?笑

道路から望遠レンズ使っても見えない箇所が「どうなってんのよ!」って妄想する楽しさとか、

「へつる」とか「巻く」とか、沢用語連発で遡行してまで、狭部が繋がっているか確認する楽しさとか、

目立つ山なのに、未知的な要素てんこ盛りで右往左往する楽しさなんて過去のもの?笑

picture by takechan

今ならドローン飛ばせば丸見え。

見えた瞬間、山ってもはやそれまでとは別のモノな気もする。

photo by sokubee

確実に冒険が失われている。笑

それでも、今のところ使えるものは使う派です。より安全だし、楽になればそれだけ違うこともできるしね。

ドローン以外でも、道具の進化で、数年前まで泊まり検討だった山が余裕で日帰りとなったことを考えても、

今後も技術革新で、さらにいろいろチャレンジできる機会が増えるのでしょう。

長く滑っている先輩方って本当に凄いと思います。

いろんな変化に踏ん切りをつけて、新たな楽しみを見つけている。

「ドローン使ってトントンとなるくらいの山を。」(沢師談)

いやほんとそれだな。もっと楽しく滑りたい。

身体が動くうちに。時間がないです。

ちなみに、4K60Pともなれば、とてつもなくパソコンのスペック要求されます。(ここ1年で自宅PCの中身は大幅に入替)

技術革新は沼です。パソコンを唸らせ、今季の動画を見ながらにやにやにや。

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