北海道では今季初の泊りの沢。
泊まり装備で電気の沢アプローチ。
暑かった今夏であったが、9月も下旬。一気に気温も低くなり、できるだけ濡れずに消耗せずに抜けましょう。
と話していたが出発してわずか10分。F1手前から雨。いきなりずぶ濡れですよ笑
案の定、泊まり装備の重荷で悪戦苦闘。
相方、大ダメージを負いながら通過。
ここ、難所だったのに完全に埋まったよね。歩いて通れます。笑
昔はこんなでした。(画像は2018年だけどその前はチョックストーンになっていてさらに難しかったと思う)
ここ数年で3m位埋まったと思われます。
その後は非常に明るく、綺麗な沢。
1198二股手前に完璧すぎるテン場。
帰り使えれば使おうと思っている道。尖ってるとこどうするんだろうなぁ。
最高の夜であった。
2日目。
気温一桁だと思うが、0度付近まではいっていない体感の朝。
1200超えてからのこの滝。絶対落ちてはいけない系。
ここからは1400台まで怒涛の滝。電気の沢の進化版。
冬何度も通過している沢だけど、全く印象が異なります。
この10m位の滝の巻きに難儀し、2時間要する。笑
これも見た目によらず悪かった。
全体通して、リスク感じるものが多く、自分たちの実力では荷揚げ連発。
こんなメジャーな山で、大して記録がないのが謎なほど素晴らしい内容と思います。
よってとんでも時間を要し、絶景の稜線へ。
帰りに検討していたルートはどうも入口がわからず、日没。
策はいろいろあったが、疲労も考慮し、登山道+林道を選択。
今季、ニセイカウシュッペの登山口までの林道は閉鎖されており、とんでも距離。
しかもタクシーの運ちゃんに教えてもらった道は廃道で、橋は落ち、藪は高くひどい有様…これのどこが林道よ!川でしょ笑
とんでも時間をかけながら、23時下山!39号線まで歩いたぜ!凄いでしょ?タクシーに回収してもらう。
2日目だけで24.5km。このログよ…
完全に詰んだのだけど、近年、大きく時間の見通しを誤ることが少なくなっていて、なんだか新鮮で楽しかった。
沢的にもどうしてこれが有名でないのか不思議なほど素晴らしい沢で、本当に良き2日間であった。