8月1日 「左方カンテルート」
予報は怪しいけど突撃。
雪もなければ沢もない。スキー板もなしで、陸に上がった魚とはまさにこのことな三人組。(場違い)
さすが有名どころでおもしろかった。
翌日予定の本峰へのルートを眺める。かっこいいね。
ピークにつき、懸垂を始めると、雷が落ちて、草原とヘルメットがビリビリときた。
地面揺れるみたいのは経験あったけど、ヘルメットビリビリは初めてであった。
雷雨となり滝行懸垂。
スタックが心配な部分は刻んだため、4回で着地。
翌日予定の取り付きがかっこいい滝になっている。
穂高岳方面だそうです。
沢師、仕事につき下山。
8月2日。
前日のずぶ濡れダメージ、翌日まで晴れそうな予報、濡れた山のコンディション的にも山頂へは一日延期。
遅め出勤で、注文の多い料理店に取り付くもびちゃびちゃで神経使う。
ルートミスもあり時間を要し、4Pまで見たかったが、翌日の本峰のほうが優先ということで2Pで終了。(装備も乾いた)
取り付きを確認し、
宴。
8月3日 「見張り塔からずっと」ルート。
4時スタート。
5時登攀開始。山頂をとるとなれば、俄然、二人ともこれまでとテンションが違います。やっぱりこういうのが楽しいよね。
前半の大滝部分もスケールあります。
これぞ沢登り。
前衛壁と違い、アルパインな雰囲気です。
注意しないとけっこうプアな支点取らされます。
トポで歩きとなっている箇所はロープ繋いだまま2ピッチで洞穴へ。60mロープで穴まで計7P。
8P 。核心部その1。濡れているため緊張感ありました。
登るのに時間を要した。残置ハーケン+カム、4点でビレイ点。
9P。続けて核心部その2。その1に続き、5.8となっているが、割と落ちてはいけない系の5.8と思われる。初見のため、ルーファイ含め緊張感持った。
5.8の壁部分突破しても支点取れないため、かなり登らされる。(こっちは絶対落ちてはいけない系)
からの細木でのビレイ点構築。大丈夫だと思うけど、必要に迫られなければ使わない支点のため少し緊張しました。
振り返っても怖いです。
11P。最終ピッチ。相方渾身のリード!
一部オーバーハングの藪漕ぎ!珍しく相方が一回降りてやり直したそうであったが、これはこれで良いピッチだったと思う。実にらしいピークの取り方であった。
上から見てもスケールあります。これで11Pで済むって不思議です。
あったどー!
さすが本州、看板もある。
登山道のない錫杖岳本峰。等高線見ても、下りは覚悟していたが、意外としっかりした道がある。慎重に降りても3時間弱で降りれる。
時間がかかると聞いていたけど15時間行動であった。
8月4日 下山。
やることやった。翌日を遠征最終日とすることにした。