1日目
ルシャ川 12:27
タキノ川 C1 14:47
2日目
C1出発 6:00
蛸岩手前岬 7:49
カシュニの滝 8:51
カシュニの岩 9:05
カパラワタラ 10:30
無名岬取り付き 10:56
無名岬終了 12:18
オッキチウシ川 C2 15:10
3日目
C2 出発 6:00
イダシュベワタラ 7:34
ポロモイ川 10:06
ピヤラモイ 11:06
文吉湾入口 11:56
知床岬通過 12:36
アカイワ川 C3 14:25
4日目
C3 出発 6:10
念仏岩 7:20
ペキンノ鼻 9:26
メガネ岩 10:16
剣岩 10:26
タケノコ岩 11:35
観音岩 13:29
相泊 15:15
1日目(8月6日)天候:晴
ルシャ川でヒグマ1頭と、ヒグマ調査中の知床財団。
ルシャ川番屋の電気策で、触れたが無事だった。
海岸線をタキノ川の番屋まで。
C1。素晴らしい景色。
そして、突然人が。山形出身の冒険家、関口裕樹さんという者が。
出発前、ウトロでザックを背負って歩く人を見て、どこへ?と話していたが、こことは思わなかった。
2日目(8月7日)天候:晴
2日目、核心。出発直後、蛸岩手前岩礁帯から短い泳ぎ×2と20m。
次に湾状の岩礁帯の南側は歩けたが、北側は、岩を掴みながら40m。
ホールド多し。
ここで打ち合わせたシステム(ロープを結び1人が先に泳ぎ、後の2人は対岸から引っ張ってもらう)導入。
(短い泳ぎ:20mフローティングロープ 長い泳ぎ:30mロープ2本の60mロープ)
カシュニの滝は裏側通過、北側は15m泳ぎ途中からへつる。
ここが調べていた最大の難所だと思った。
南側はへつり泳ぎ&泳ぎで70m、北側30m。
難なく通過して安心してたら、裏側ですごいのが出る。(泳ぎ始めないと岸は見えない)
初めにこっしーが泳いだが、遠すぎて、戻ってきてバトンタッチ。泳ぎはじめ、岸が見えると、確かにだいぶ遠い。波とザックの重みでうまく泳げない。せり出した岩棚に頭をぶつけるが、ヘルメットに救われる。なんとか岸まで残り20~30mくらいまで来ると、まさかの、ロープが伸びきって進めない。波もあり、呼吸苦しく、わりかしピンチでロープを外すか迷うが、限界までは待とうと決め、待機もできぬ状況で、引っ張りながら泳ぎ続けた。その後、急に軽くなり後ろを見たら、2人が出発していた。無事に海岸に着き、ロープを引き、2人も到着。確実に、忘れることのできぬ思い出となった。80m前後? この泳ぎでザックの中身はほぼ浸水。沢登りでの防水対策など全く通用しない世界であった。水抜き等、30分間休憩した。やられている状態で巨岩帯を歩き、15:10オッキチウシ川にC2。
装備濡れまくり。この日の被害。
・私:無線機
・こっしー:携帯電話、熊スプレー
・うっちー:携帯電話、行動食2/3
天気が良かったのが救いだった。
3日目(8月8日)天気:晴
朝食を食べているとこっしーが気付く。
ヒグマは無関心を装い至近距離を通過。さすがにスプレー片手に緊張感。海岸を歩き、その後、出てきた沢へ帰った。
レタラワタラ(短い泳ぎ×3)、イダシュベワタラ(25m、上写真)ポロモイ手前(短い泳ぎ)を通過。
番屋はオリンピック観戦。
獅子岩付近で知床エクスペディションというツアーに遭遇。好きな人に会えたらしい。
ポロモイから先は圧巻の風景。
そこは楽園だった。
文吉湾の番屋横から知床岬の草原地帯に上がれる。
C3のアカイワ川まで歩く。私だけずっと野宿していたが、夜、雨が降ってきて、2人の寝ていたテントに入る。助かった。
4日目(8月9日)天気:雨
降り出した雨は止まない。番屋で台風接近の情報は聞いており、アカイワ川から相泊まで、2日間の予定を1日で歩くことに変更した。
昨日までと状況一変。黒い海。深さもわからず。
カブト岩~念仏岩まで泳ぎ。その後、滝ノ下あたりまで巨岩帯。削られる。
ペキンノ鼻は高巻き。巻き道は道になっている。
メガネ岩、剣岩を越えてモイレウシ湾。予定ではC4。晴れていたら綺麗と思われる。
観音岩は高巻く。観音様がたくさん。
観音岩から、小さな岩の海岸が続き疲れる。しかし、相泊についた時の感覚は独特だった。
装備含め、経験のないかなり特殊な山行(海行?)を楽しんだ。